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たいせつなひと

あと何度触れるのだろう
あと何度、大切な人の訃報に

貴方の名前を検索すると
その先には嘆きが、たくさんありました
「人生を救ってくれたヒーローだった」と
「先に逝ってしまうだなんて」、と

わたしは「わたしの中の貴方」を形容する言葉を持たず、
常に貴方を追いかけていたわけでもない
それでも、
ショックでした
ぶつりと何かが欠落したような
そんな気持ちになり、
涙がでないのが不思議な、
そんな気持ちに、なったのです

きっと貴方はわたしの理想だった。
貴方の美しさが、
わたしの目指すべき、作り出すべき「美しさ」の
理想の一部になっていたのです

わたしは貴方に一度も触れたいとも
言葉を伝えたいとも思わなかった
でも今は
「わたしは貴方を敬愛していた」と
伝えることができれば、と思っています

わたしはあと何度、
わたしの大切な人がいなくなるのを
見ることになるのでしょうか
途方に暮れながら
今これを書いています

貴方はとても美しい人でした
貴方はわたしの、大切な人でした
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