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ポキさんへ

ぽつんと置かれたクッションから
君の匂いがした
君は死んだのに
ちっとも匂いは変わらなかった

日なたを選んで横たわる
降り注ぐ、熱い光に
まぶたをきつくつむって
前腕で顔を覆って
君がしていたように
体を少し丸くして

あぁ、君は幸福な猫だったろうか
もちろん、私は幸福な飼い主だった
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